応援しているようで、応援されている
そんな間柄がここにある

プロジェクト・
ストーリー 2

Project Story 2
Katsuhito Matsumoto
鶴盛工業株式会社 代表取締役社長
1955年に創業し、
主に観光バスや建設機械、
工作機械の部品を製造する会社様。
横浜市に本社を構えており、
川崎支店からは車で15分ほど。
創業初期から神奈川銀行と
取引をいただいています。
Etsuo Iguchi
融資渉外
2017
年入行
経済学部 経済学科 卒
川崎支店
神奈川県 藤沢市 出身

川崎支店の若手行員と、
ビジネスの酸いも甘いも
経験してきたベテランの社長様。
銀行とお客様という関係性を超えて、
時に上司と部下のような間柄を
築く2人の話から、
融資渉外課での仕事や
お客様から信頼されるとは
どういうことなのか
知ってもらえればと思います。

STORY 1

お客様も行員も
初対面は不安だった

松本社長、今日はお時間をいただき、
ありがとうございます!

井口さんの頼みだからね。
今日は、よろしく!

よろしくお願いします。
松本社長は初めてお会いした日から、今のように気さくに接していただいているので、
私としてはとても有り難いです。

神奈川銀行さんとの取引はもう50年以上になるけど、これまでの担当は副支店長クラスの人が多かった。
だから、井口さんのような若手行員の人が担当になったことがなかったんだ。
高座渋谷支店から異動してきたばかりで、最初は緊張しているんだろうと思って、気さくに話すようにしていたよ。

お気遣いいただいていたのですね。
確かに、これまで支店のNo.2クラスが担当していたお客様を担当するとあって、
不安と緊張でいっぱいでした。

正直、私も少し不安だったんだ。若手の人で大丈夫かなってね。
だけど、心配することなんて全然なかった。行員さんの役割は企業の要望を聞いて、それを可能な限り実現するために、
上司や支店長と相談して一生懸命に動いてもらうこと。井口さんはその役割をきちんとこなしてくれていると思う。

そう言っていただけると、有り難いです。
私も早く松本社長のお役に立てるよう、なるべく訪問してお話することを心がけていました。
当時は、新型コロナウイルスが流行り始めた頃だったので、
それに関連した助成金や短期的な融資のお話などを積極的にしていたことを覚えています。

そうだったね。
色々と話をしていく中で、第一印象の「頼りなさそうだなぁ」という不安な気持ちはすぐになくなった。
時に言うべきことを言ってきたりもしたからね(笑)法人がたくさんある川崎エリアに異動しただけのことはあるなと感じた。
若いのにしっかりしていると思うよ。

恐縮です。
私の松本社長の第一印象は、元気な人でした。それは今も変わりません。
ただ一度、コロナ禍の影響で業績が落ち込んでしまった時は、少し元気がなさそうにも見えたので、心配しました。

STORY 2

お客様を応援したいという
行員を応援したくなった

あの時は大変だったね。
コロナ禍の前まで、当社の売上のほとんどは観光バス関連の部品製造が占めていた。
そのために工場も新設して、あとは設備を入れるだけという状態で、観光バスの需要がなくなってしまったから。

ですが、そこからの巻き返しは素晴らしかったです。
新設された工場で建設機械や工作機械関連の部品を製造する事業にシフトチェンジされて、
一気に売上を戻されました。

正直、運が良かったんだよ。
あの時は神奈川銀行さんにも助けられたね。

設備を導入するための資金を融資させていただきました。
私たちとしては、コロナ禍で鶴盛工業さんが事業を転換していくところを、きちんと支援しなければと思っていました。
それが役割だと。ですので、訪問した際に松本社長がチラっと設備の導入についてお話された時は、
すぐに準備を始めました。

本当に早かったね。色々な提案を持ってくるわ、支店長を連れてくるわで、対応が早すぎると思ったよ(笑)
それでも、しつこい感じはしなかった。そこが井口さんのうまいところだよね。正直、他の金融機関さんからも、
提案はたくさんされたんだ。中には、神奈川銀行さんより金利等の条件面がよいものもあった。
だけど、井口さんが一番熱心に色々と動いてくれたから、神奈川銀行さんにお願いしようと思ったんだよ。

ありがとうございます。スピードとフットワークはとても意識していました。
その大切さは、松本社長から教わったことでもあります。コロナ禍になってすぐに、
色々と動かれていたのを見て、学ばせていただきました。

そうだったのか!よく見ているね(笑)

あとは、松本社長の人柄もありますし、私も個人的に鶴盛工業さんはすごく応援したかったので。
何とか融資というカタチで支援したいという一心で、動いていました。

その想いは伝わったよ。だからこそ表面的な条件だけで決めなかった。
色々とやってくれている井口さんを、応援したくなったのかもしれないね。融資してもらったこともあって、
前期は増収増益で終えることができたよ。

融資が決まった時に、松本社長が安心されていたのを見て、私もホッとしました。
融資後は訪問する度に業績が回復されていて、とても驚きました。

STORY 3

困った時にかなぎんがある
昔も今も、そんな存在でありたい

振り返ると、神奈川銀行さんは当社の節目節目で助けてもらっている。
最初の取引だってそうだった。

お会いした頃にお話いただきましたね。

覚えてる?まだ先代の頃に鶴盛工業が資金難になった。
そこで融資に必要な書類を持って、とある大手銀行に相談に行ったんだ。
ところが、書類に目を通されることもなく追い返されて、途方もなく歩いていた時に神奈川銀行さんを見つけた。
ダメ元で相談したら親身になって話を聞いてもらえた上に、融資までしてもらえたんだよね。

それから50年以上、取引をいただいています。

当時は本当に困っていたそうだから、有り難かったと思うよ。
だから、どんなに他行さんからアプローチをされても、神奈川銀行さんとの取引だけは絶対に残す。
これは先代の頃から守ってきた。とはいえ何度か、取引をやめてしまおうかと思ったこともあるんだけどね(笑)

やめてください(笑)ただ、確かにそういったきっかけがあったからと言って、安心はできません。
私としては、これまでのように信頼してもらえるよう、誠心誠意対応したいと思っています。
鶴盛工業さんと神奈川銀行の歴史を、私が担当となったことで終わらせたくありませんから。

長く取引があるお客さんを担当するのは、そういった意味でプレッシャーがあるだろうね。
神奈川銀行さんの取引先は大体知っているけど、みんな長いから。だけど、
行員の人たちがきちんと対応しているから、お客さんもみんな神奈川銀行さんを大切にしていると思うよ。

プレッシャーは確かに感じます。
その関係性をいかに維持できるか、さらに強い信頼関係を構築できるかが、
担当者の腕の見せ所かもしれません。

STORY 4

これからも自身の成長を通じて
お客様の成長に貢献したい

井口さんはこれまで通りやっていれば、大丈夫。川崎支店の行員として仕事ができれば、きっとどこでもやれるはずだから。

神奈川銀行はもちろん、他の金融機関も含め何十人も担当者を見てこられた松本社長に言われると、
嬉しいです。お客様の中でもそうしたことまで言ってくださる方は、なかなかいないので。

他行さんの中には約束を反故にされて、支店長を連れてこいと叱った担当者もいる。
だけど、井口さんは、私が言ったかどうか忘れていることもきちんと覚えているから、こっちが参っちゃうよ(笑)

他行に先駆けて松本社長のニーズを把握し、支援できるように頑張ることが私の役目ですから。

気づけば神奈川銀行さんから、融資を受けていたりするんだよね。
本当は他の金融機関さんとのお付き合いもあるから、神奈川銀行さんばかり目立った借入はしたくないんだけど(笑)。
井口さんが担当になってから、もう3年くらいになるのかな?

そうですね。

何だか10年くらい担当してくれている気がするよ。
また川崎支店に寄った時には、ランチでも行きたいね。

最後にご一緒したのが、半年ほど前でしょうか。

あの時は、支店長さんも一緒だったから緊張していたね(笑)

口数は少なかったかもしれません(笑)ですが、お誘いいただけて嬉しかったです。
松本社長から学ばせていただくことは、たくさんあるので。これからも変わらずよろしくお願いします。

私も神奈川銀行さんにはこれからも、どんな状況になっても変わらないで欲しいと思っているよ。
これからもよろしくね。また近いうちにランチ、誘うから。

はい!お願いします。