Project

地域の人との絆を育む、
かなぎんでの日々。

神奈川のいろいろな地元企業とともに歩んできたかなぎん。
その行員たちが、どのように地域の人たちと信頼関係を築いているのか、
対話を通してお伝えしたいと思います。

Project 1

役職や立場が変わっても、
この信頼関係は変わらない。

神奈川銀行の行員とお客様の関係性はどういったものなのか。
そのありのままを知ってもらうために、今日は洪福寺支店の村木行員とお客様に話を聞いてみました。
お互いの第一印象や印象に残っている出来事など、こんな機会だからこそ話せることがあるようです。

  • 融資渉外課
    村木 晧一
    Koichi Muraki
    2007年入行
    経営学部 卒
    洪福寺支店 課長
    神奈川県 横浜市 出身
  • 株式会社ヨコレイ 執行役員 管理部 部長
    鵜川 和臣
    Kazuomi Ugawa
    横浜市を中心に空調や給排水といった
    設備の設計・施工・アフターメンテナンスを
    主な事業とする会社様。
    1966年の創業間もない頃から、
    半世紀以上に渡って神奈川銀行と
    取引をいただいています。
Story 1
出会ったのは数十年前、
お互いに感じた第一印象。
  • 普段、仕事のことはもちろん、他愛もない話もよくしますが、
    こうやって改まって話をすることってないので、少し緊張しますね。
  • そうだね(笑)
    もう村木くんがうちの担当になって3年くらいになるのかな?
  • そうですね。
    3年前に洪福寺支店へ異動してから担当させてもらっているので、
    もう3年ほどになります。とはいえ、初めてお会いしたのはもっと前ですが。
  • 村木くんが新人の頃だから、もう15年以上前かな。
    最初に配属されたのが洪福寺支店で、
    その後に他支店へ異動してまた戻ってきたんだよね。
    当時はあんまり話したことがなかったから、どんな人かはわからなかったけど、
    真面目な子っていう印象だったな。
  • 新人だったので、緊張していたと思います。
    ヨコレイさんは代々、課長クラスが担当するお客様なので。
    私も当時はあまり話したことがなかったので、
    鵜川部長はしっかりした人という印象しかありませんでした。
  • お互いに深く知ることはなかったよね。
    ただ、村木くんが課長として洪福寺支店に戻ってきた時は、
    「あ、昔いた子だ!」ってすぐにわかったよ。
  • 私も戻ってきた時に、鵜川部長のことは覚えていました。
    時々、窓口にもいらっしゃっていたので。
    こうして話をするようになってからの鵜川部長は、
    とにかく几帳面で数字に強いという印象です。
    財務に関する資料はお願いすればすぐに用意していただけますし、
    一部の資料はご自身でつくられていますから驚きました。
  • 会社の状況をよく知っておくためにやっているだけだよ(笑)
  • それでも多くの企業さんは顧問税理士に任せていますから、
    すごいと思います。
  • 村木くんも今ではうちの会社のことをきちんと理解してくれているよね。
    神奈川銀行さんは代々、何か依頼をすれば即対応してくれていたけど、
    そこは変わらずに続けてくれている。
    本当にありがたいね。
  • そう言っていただけると嬉しいです。
    私もこれまでの担当者と同じように、
    鵜川部長の期待に添えるように頑張ろうと思ってきたので。
Story 2
かなぎんとの取引を
続けているのは、
会社を助けてくれたから。
  • 今では月に2回は必ず訪問をして、
    預金の諸手続きや融資のご提案はもちろん、色々な話をするようになりました。
  • 2人ともサッカーが好きだから、よく海外サッカーの話をしているよね。
    あとは、この辺りの食べもの屋さんの話とか。
  • そうですね。鵜川部長は今もコーチとして、
    子ども達にサッカーを教えておられるので、私も勉強になります。
    ただ、個人的な心がけとして、どれだけ砕けた話をしても、
    最初と最後のご挨拶はきちんとするようにしています。
  • あ、確かにそうだね。しっかりしている。
    最近は挨拶ができない人も多いから、
    そういった部分は人としてきちんとしているなって感じるよ。
  • 歴代の担当者が築き上げてきた信頼を、自分の代で崩したくはないですから。
    そして、できれば良いカタチで次の担当者に引き継ぎたいとも思っています。
  • 神奈川銀行さんとの取引はもう50年以上になるからね。
    そういえば、最初の取引のきっかけって知ってる?
  • いえ、知らないです。先代の社長様の頃ですよね?
  • その通り。創業当初、ヨコレイは資金難に陥ってね。
    当時取引していたメインバンクに融資の相談をしたそうなんだ。だけど、
    そこで融資を断られてしまって困っていたところを、
    神奈川銀行さんから融資をしてもらえたことが取引のきっかけなんだよ。
  • それでも多くの企業さんは顧問税理士に任せていますから、
    そんなことがあったのは知らなかったです。
    ただ、社長様からも「昔、助けてくれたからメインバンクとして使い続けるよ」と
    おっしゃっていただいたことがありました。
  • 神奈川銀行さんがいなかったら、今のうちはないからね(笑)
    私もこの会社に入社した頃に「会社が厳しかった時に助けてくれたのは
    神奈川銀行さんだけだった。
    だから、今もメインバンクなんだよ」と社長に言われたよ。
  • ずっとメインバンクとして、取引をいただいているからこそ、
    私たちも出来る限りヨコレイさんからの相談は引き受ける姿勢でいます。
    相談を受けたら、迅速に回答するようにしますし、
    そう出来るようにいつも事前準備をしています。
Story 3
相談したい時に、提案をくれるのが
メインバンクだと思う。
  • 相談したら、何とかしてくれると思えるからこそ、色々と話せる。
    時には、相談したいなと思うタイミングで、
    ちょうど提案をしてくれることもあるよね。
  • 2022年の7月頃ですね。鵜川部長が会話の中で、
    資金ニーズがありそうなことをおっしゃっていたので。
    新商品が出たタイミングということもあって、
    一度ご提案をさせていただきました。
  • あの時は色々な原材料が高騰したでしょ?
    我々の製品にもその影響が出始めていたので、
    前もって仕入れをしておくために資金調達を検討している状況だった。
    だから、融資の相談をしたいと思っていたところに話を持ってきてくれて、
    本当に助かったよ。
  • とはいえ、最初に想定していた融資額の倍の金額を
    相談いただいた時は驚きました(笑)
  • 驚いていたよね(笑)
    ただ、金額も金額だったから、
    審査や融資の実行には時間がかかると思っていたんだけど、
    すぐに実行してもらえたからこっちも驚いたよ。
  • 鵜川部長の話から、
    ご提案の前から大体の準備はしていたので
    スピーディーに融資を実行することができました。
  • おかげで資金繰りの目処がたったよ。
    もし、「審査の結果、ダメでした」と回答されていたら、
    他の金融機関に相談しないといけなかったから。
  • 私もやはりメインバンクとして、
    そんなことをさせるわけにはいかないと思っていました。
  • その姿勢がずっと変わらないから、神奈川銀行さんは信頼している。
    一応、他行とも取引はあるんだけど、
    数か月に1度くらい担当者が電話してくるだけ。
    信用金庫さんは月に1回訪問する程度だから、神奈川銀行さんにはこれからも
    メインバンクとしての役割を期待しているよ。
Story 4
かなぎんの魅力を大切にしながら、
これからも信頼される銀行でありたい。
  • 会社としても個人的にも、どんな状況でも今と同じスタンスで、
    今後も取引をいただきたいと思っています。
    そのためにも神奈川銀行らしさは大切にしていきたいです。
  • 中小企業を理解してくれて、困っている時に助けてくれる銀行であってほしい。
    神奈川銀行さんの良いところは、人懐っこいところだと思う。
    みんな、お客さんと仲が良いよね。
  • 確かにそうかもしれません。
    ヨコレイさんに限らず、長く取引をいただいているお客様がたくさんいます。
  • 村木さんもそうだけど、やっぱり自分の会社のために頑張ってくれていると、
    こちらも応援したくなる。だから困っていると協力したくなるし、
    融資の相談も真っ先に神奈川銀行さんにするんだよね。
    この取材も「村木さんのためなら、やってあげよう」って感じだったよ(笑)
  • 本当に有り難いです(笑)。
    本来は銀行側が融資を通して応援する立場ですが、
    鵜川部長にはいつも色々とご協力をいただいて。
    改めて感謝申し上げます。
  • こちらこそ、いつもありがとう。
    とはいえ、もう担当になって3年くらいだから、そろそろ異動しちゃうのかな?
  • そうですね。
    人にもよりますが、大体3年ほどで異動することが多いので、
    もう少しで異動の話があるかもしれません。寂しくなります。
  • だけど、洪福寺支店は異動してからまた戻ってくることもあるし、
    その時には大体出世しているじゃない。
    もちろん、これもまた人によるんだろうけど。
    次は支店長として戻ってきてくれると嬉しいな。
  • そうなれるように頑張りたいです。
  • ぜひ頑張ってね。
    でも、まだ異動が決まったわけではないから、
    これからもよろしくお願いしますよ!
  • こちらこそ、よろしくお願いします!

Project 2

応援しているようで、応援されている。
そんな間柄がここにある。

川崎支店の若手行員と、ビジネスの酸いも甘いも経験してきたベテランの社長様。
銀行とお客様という関係性を超えて、時に上司と部下のような間柄を築く2人の話から、
融資渉外課での仕事やお客様から信頼されるとはどういうことなのか知ってもらえればと思います。

  • 鶴盛工業株式会社
    代表取締役社長
    松本 克仁
    Katsuhito Matsumoto
    1955年に創業し、
    主に観光バスや建設機械、
    工作機械の部品を製造する会社様。
    横浜市に本社を構えており、
    川崎支店からは車で15分ほど。
    創業初期から神奈川銀行と
    取引をいただいています。
  • 融資渉外課
    井口 悦男
    Etsuo Iguchi
    2017年入行
    経済学部 経済学科 卒
    川崎支店
    神奈川県 藤沢市 出身
Story 1
お客様も行員も、
初対面は不安だった。
  • 松本社長、今日はお時間をいただき、
    ありがとうございます!
  • 井口さんの頼みだからね。
    今日は、よろしく!
  • よろしくお願いします。松本社長は初めてお会いした日から、
    今のように気さくに接していただいているので、
    私としてはとても有り難いです。
  • 神奈川銀行さんとの取引はもう50年以上になるけど、
    これまでの担当は副支店長クラスの人が多かった。
    だから、井口さんのような若手行員の人が担当になったことがなかったんだ。
    高座渋谷支店から異動してきたばかりで、最初は緊張しているんだろうと思って、
    気さくに話すようにしていたよ。
  • お気遣いいただいていたのですね。
    確かに、これまで支店のNo.2クラスが担当していたお客様を担当するとあって、
    不安と緊張でいっぱいでした。
  • 正直、私も少し不安だったんだ。若手の人で大丈夫かなってね。
    だけど、心配することなんて全然なかった。
    行員さんの役割は企業の要望を聞いて、それを可能な限り実現するために、
    上司や支店長と相談して一生懸命に動いてもらうこと。
    井口さんはその役割をきちんとこなしてくれていると思う。
  • そう言っていただけると、有り難いです。
    私も早く松本社長のお役に立てるよう、
    なるべく訪問してお話することを心がけていました。
    当時は、新型コロナウイルスが流行り始めた頃だったので、
    それに関連した助成金や短期的な融資のお話などを
    積極的にしていたことを覚えています。
  • そうだったね。
    色々と話をしていく中で、第一印象の「頼りなさそうだなぁ」という
    不安な気持ちはすぐになくなった。
    時に言うべきことを言ってきたりもしたからね(笑)法人がたくさんある
    川崎エリアに異動しただけのことはあるなと感じた。
    若いのにしっかりしていると思うよ。
  • 恐縮です。
    私の松本社長の第一印象は、元気な人でした。それは今も変わりません。
    ただ一度、コロナ禍の影響で業績が落ち込んでしまった時は、
    少し元気がなさそうにも見えたので、心配しました。
Story 2
お客様を応援したいという、
行員を応援したくなった。
  • あの時は大変だったね。
    コロナ禍の前まで、当社の売上のほとんどは観光バス関連の部品製造が占めていた。
    そのために工場も新設して、あとは設備を入れるだけという状態で、観光バスの需要がなくなってしまったから。
  • ですが、そこからの巻き返しは素晴らしかったです。
    新設された工場で建設機械や工作機械関連の部品を製造する事業に
    シフトチェンジされて、一気に売上を戻されました。
  • 正直、運が良かったんだよ。
    あの時は神奈川銀行さんにも助けられたね。
  • 設備を導入するための資金を融資させていただきました。
    私たちとしては、コロナ禍で鶴盛工業さんが事業を転換していくところを、
    きちんと支援しなければと思っていました。
    それが役割だと。ですので、訪問した際に松本社長がチラっと設備の導入について
    お話された時は、すぐに準備を始めました。
  • 本当に早かったね。色々な提案を持ってくるわ、支店長を連れてくるわで、
    対応が早すぎると思ったよ(笑)それでも、しつこい感じはしなかった。
    そこが井口さんのうまいところだよね。正直、他の金融機関さんからも、
    提案はたくさんされたんだ。中には、
    神奈川銀行さんより金利等の条件面がよいものもあった。
    だけど、井口さんが一番熱心に色々と動いてくれたから、
    神奈川銀行さんにお願いしようと思ったんだよ。
  • ありがとうございます。スピードとフットワークはとても意識していました。
    その大切さは、松本社長から教わったことでもあります。
    コロナ禍になってすぐに、
    色々と動かれていたのを見て、学ばせていただきました。
  • そうだったのか!よく見ているね(笑)
  • あとは、松本社長の人柄もありますし、
    私も個人的に鶴盛工業さんはすごく応援したかったので。
    何とか融資というカタチで支援したいという一心で、動いていました。
  • その想いは伝わったよ。だからこそ表面的な条件だけで決めなかった。
    色々とやってくれている井口さんを、応援したくなったのかもしれないね。
    融資してもらったこともあって、
    前期は増収増益で終えることができたよ。
  • 融資が決まった時に、松本社長が安心されていたのを見て、私もホッとしました。
    融資後は訪問する度に業績が回復されていて、とても驚きました。
Story 3
困った時にかなぎんがある。
昔も今も、そんな存在でありたい。
  • 振り返ると、神奈川銀行さんは当社の節目節目で助けてもらっている。
    最初の取引だってそうだった。
  • お会いした頃にお話いただきましたね。
  • 覚えてる?まだ先代の頃に鶴盛工業が資金難になった。
    そこで融資に必要な書類を持って、とある大手銀行に相談に行ったんだ。
    ところが、書類に目を通されることもなく追い返されて、
    途方もなく歩いていた時に神奈川銀行さんを見つけた。
    ダメ元で相談したら親身になって話を聞いてもらえた上に、
    融資までしてもらえたんだよね。
  • それから50年以上、取引をいただいています。
  • 当時は本当に困っていたそうだから、有り難かったと思うよ。
    だから、どんなに他行さんからアプローチをされても、
    神奈川銀行さんとの取引だけは絶対に残す。
    これは先代の頃から守ってきた。とはいえ何度か、
    取引をやめてしまおうかと思ったこともあるんだけどね(笑)
  • やめてください(笑)
    ただ、確かにそういったきっかけがあったからと言って、安心はできません。
    私としては、これまでのように信頼してもらえるよう、
    誠心誠意対応したいと思っています。
    鶴盛工業さんと神奈川銀行の歴史を、
    私が担当となったことで終わらせたくありませんから。
  • 長く取引があるお客さんを担当するのは、
    そういった意味でプレッシャーがあるだろうね。
    神奈川銀行さんの取引先は大体知っているけど、みんな長いから。だけど、
    行員の人たちがきちんと対応しているから、
    お客さんもみんな神奈川銀行さんを大切にしていると思うよ。
  • プレッシャーは確かに感じます。
    その関係性をいかに維持できるか、さらに強い信頼関係を構築できるかが、
    担当者の腕の見せ所かもしれません。
Story 4
これからも自身の成長を通じて、
お客様の成長に貢献したい。
  • 井口さんはこれまで通りやっていれば、大丈夫。
    川崎支店の行員として仕事ができれば、きっとどこでもやれるはずだから。
  • 神奈川銀行はもちろん、他の金融機関も含め何十人も担当者を
    見てこられた松本社長に言われると、
    嬉しいです。お客様の中でもそうしたことまで言ってくださる方は、
    なかなかいないので。
  • 他行さんの中には約束を反故にされて、
    支店長を連れてこいと叱った担当者もいる。
    だけど、井口さんは、私が言ったかどうか忘れていることも
    きちんと覚えているから、こっちが参っちゃうよ(笑)
  • 他行に先駆けて松本社長のニーズを把握し、
    支援できるように頑張ることが私の役目ですから。
  • 気づけば神奈川銀行さんから、融資を受けていたりするんだよね。
    本当は他の金融機関さんとのお付き合いもあるから、
    神奈川銀行さんばかり目立った借入はしたくないんだけど(笑)。
    井口さんが担当になってから、もう3年くらいになるのかな?
  • そうですね。
  • 何だか10年くらい担当してくれている気がするよ。
    また川崎支店に寄った時には、ランチでも行きたいね。
  • 最後にご一緒したのが、半年ほど前でしょうか。
  • あの時は、支店長さんも一緒だったから緊張していたね(笑)
  • 口数は少なかったかもしれません(笑)
    ですが、お誘いいただけて嬉しかったです。
    松本社長から学ばせていただくことは、たくさんあるので。
    これからも変わらずよろしくお願いします。
  • 私も神奈川銀行さんにはこれからも、
    どんな状況になっても変わらないで欲しいと思っているよ。
    これからもよろしくね。また近いうちにランチ、誘うから。
  • はい!お願いします。
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